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本枯本節の魅力と扱い方
◆ 本枯本節の魅力
本枯本節は、深みのある旨味と香り高さが特徴の最高級鰹節です。
荒節と比べて、製造に時間と手間がかかるため、より豊かな風味が楽しめます。
製造期間の違い
荒節は約1ヶ月で完成しますが、本枯本節はさらに天日干しとカビ付けを数回繰り返し、完成までに約6ヶ月を要します。
風味と見た目の違い
カビ付けによって発酵と熟成が進み、深い旨味と上品な香りを持つのが本枯本節。脂肪分の分解も進むため、だしは濁りのない澄んだ琥珀色に仕上がります。
本物の味わい
手間をかけて完成した本枯本節は、荒節とは全く異なる味わいで、多くの料理人や家庭の方に支持されています。
本枯本節の削り方と取り扱い方法
1. カビの拭き取り
削る前に、乾いたふきんやペーパータオルで表面のカビを軽く拭き取ります。
※濡れた布は使用しないでください。湿気で品質が劣化し、長期保管ができなくなります。
2. 削り器の刃調整
鉋(かんな)の台座を木槌などで軽く叩いて刃の調整を行います。
上部を叩く:刃が引っ込む
下部を叩く:刃が出る
刃先に指先でわずかに触れる程度が目安。
※刃を触る際は、必ず刃に対して直角に指を当ててください。平行に触れると、ケガの恐れがあります。
3. 削る向きの確認
節の「頭側」から削るのが基本です。逆向き(尾側)から削ると粉になってしまうため注意。
頭側:削る側(削り始める方)
尾側:皮がついている側(削ってはいけない方向)
4. 削り方のコツ
鰹節の頭側の斜めの面を削り器に合わせてセットすると、尾側が自然と斜め上を向き(30~40度)、削りやすくなります。
削り始めは多少粉状になりますが、削る面が平らになってくると、美しい削り節になります。
鰹節が3/4程度の大きさになるまでは押して削り、以降は引いて削るのもおすすめです。
引いて削る場合は、削り器と鰹節を180度回転させてください。
5. 保管方法
鰹節本体は、ラップやチャック付きポリ袋に入れて冷蔵庫で保管しましょう。
※裸のまま保管すると乾燥して粉状になりやすくなります。
削り器は、使用後に刃回りや受け箱の粉をよく掃除し、湿気のない場所に保管してください。
■ 原材料名
かつお(国産)
■ 内容量
230g
■ 賞味期限
製造日から2年(未開封時)
■ 保存方法
直射日光、高温多湿を避け、常温保存。
開封後は冷蔵庫にて保管してください。
■ 栄養成分表示(100gあたり・推定値)
熱量:356kcal
たんぱく質:77.1g
脂質:2.9g
炭水化物:0.8g
食塩相当量:0.3g
■ おすすめの使い方
削りたてを使った香り高いだし取り
料理のトッピングや混ぜご飯にも
ひと削りで、料理がプロの味に格上げ
本物の鰹節を、ぜひご家庭でも。
手削りの豊かな香りと旨味を、五感で味わってください。